鮒田式胃壁固定具アンケート

アンケート調査を実施しています。

 私が約20年前に考案した鮒田式胃壁固定具は現在では日本中の医療機関で使用していただいております。この製品は20年以上、私が研究を続けている経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)を、より安全に行えるようにと、まさに寝食の間を惜しんで開発したものです。それはただ自分のためでも、医師や医療機関のためだけでもなく、何よりも患者様のために他なりません。

  鮒田式胃壁固定具を用いてPEGの術前に胃壁と腹壁を縫合固定することで、PEGにより懸念される重篤な合併症を防止することができます。また鮒田式胃壁固定具を用いることで、新たに生じる重篤な合併症は報告されていません。安全なPEGを実現するために、PEGを施行する際には必ず鮒田式胃壁固定具を用いて、経皮的胃壁腹壁固定法を実施していただきたい。私はそう強く願っています。

 しかし、現実には難しい問題もあります。鮒田式胃壁固定具は厚生労働省の厳しい審査基準をクリアした医療機器です。しかし、現状では鮒田式胃壁固定具を用いた、経皮的胃壁腹壁固定法の手技料が認められておりません。こうしたことを理由に、残念ながら安全性が向上することがわかっていながらも、経皮的胃壁腹壁固定を実施しない医療機関がまだまだあるのも事実です。そこで保険償還を厚生労働省に認めてもらえるように、この趣旨に賛同してくれた全国の医師の協力のもと、アンケート調査を実施しております。

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 ありがたいことにアンケート調査は現在までに385人の先生方のご協力を得ました。まだまだ小さな力ではありますが、より安全でより良い医療を実現するためにこれからもがんばってゆきたいと思います。