鮒田式胃壁固定具Ⅱ
鮒田式胃壁固定具の考案から20年間に蓄積してきた臨床使用の情報をもとに改良を進め、さらに利便性を向上させた鮒田式ワンハンドタイプ胃壁固定具Ⅱを考案しました。(下記写真は初期の試作品です)
従来の鮒田式胃壁固定具は縫合糸の手送り挿入や糸把持用ループの手引っ張り操作が必要で、片手での操作は困難でした。
今回、新たに考案したワンハンドタイプ胃壁固定具Ⅱは、腹壁への穿刺、糸把持用ループの突出、縫合糸の挿入、縫合糸の把持までのこれら一連の操作を片手で行えるような機構を加えました。
これにより術者は手元を見ることなく内視鏡の画面に注視することができ、経皮的胃壁腹壁固定法を更により安全に、また簡便に行えることができるようになります。
また片手で操作可能となったことから、内視鏡を保持する装置などを併用することで医師1名と補助者のみでPEGを行ういわゆるPEG One Man Methodを可能とする器具のひとつとしての有用性があります。
まもなく医療機器として市販化される予定です。本製品にご興味のある方は総製造・販売元のクリエートメディック株式会社までご連絡をください。